ドリームマジシャン☆
ー朝日との、約束…?
『ねぇ、京子ちゃん』
『なーに?朝日くん』
『京子ちゃんは本当にマジックと魔法が違う物で、あんずちゃんが使う物が魔法ということを信じてる?』
『え…ぁ…う、うん!信じてるよ!』
『…もう、嘘を付くのは辞めてくれないかな?確かに、信じてるものを否定されてしまって戸惑うのはわかる。だけど、魔法がマジックだと思い込んでいると何時までたっても魔法は使えない。』
『…』
『願いが叶う魔法だって魔法の力で願いを叶えようとするから願いが叶うんだろ?悪い魔法だって、悪さを魔法でしようと思って魔法を使っているんじゃないか。』
『で、でも!』
『君がどんなにマジックだと思っても、これは魔法だ。全部、君の思う通りになる魔法。マジックっていうのは決まった動きをして、目を騙してありえないことをしているように”見せかけている”だけなんだよ。』
『でも、魔法が使えなかった!あんずちゃんだって、マジックだと思ってるのに魔法が使えるんだもん!!おかしいじゃん!』
『あんずちゃんはどんな思いで京子ちゃんに魔法をみせていたと思う?』
『え…?』