ドリームマジシャン☆
ーー『あんずちゃんはね。京子ちゃんを楽しませよう、その一心で魔法が使えるようになったんだ。』
『そんなわけないでしょ?』
『じゃあ、一つ約束してくれ。』
『約束?』
『うん。僕と京子ちゃんはこれから魔法学校へ行く。』
『魔法学校?』
『うん。魔法が使える人達が行く学校だよ。そこで、京子ちゃんがマジックじゃなくて、魔法が本当にある、マジックは騙し芸だと言うのを知って、魔法が使えるようになったら僕のお嫁さんになってくれ』
『お嫁さん?』
『うん。僕のお嫁さん!』
『頑張る!』
『…でも、何時までたっても魔法がマジックだと信じてて魔法が使えなくて。間違った道に進もうとしたら、お嫁さんになれない。でも、1度だけ思い出させてあげるよ。この約束を』
『…わかった』
『絶対に忘れるなよ。』
『うん!』