ドリームマジシャン☆



命の花の呪文をかけ終わった後は、

お父さんとお母さんは凄い笑顔を見せてくれた。

けれど、2人の中に。
私の記憶はない


そう思うと、悲しくなってくる。


『あんず』




「雄太さん…」

『記憶を戻せばいいじゃねーか』

「うん、でも…」


『お前は俺と違って一人前の魔法使いだ。俺に出来ないことができる。だから、記憶を戻すことなんて容易いだろう?ただ、2、3文読めば良いだけじゃねーか。これは、俺からの命令だ。やれ。』

「わかった…!雄太さんありがとう!大好き!」


そういって雄太さんに飛びつくと、雄太さんは何でか良く分からないけれど、すっごく顔を赤らめていたな…




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