BlueSky~青空と太陽と、先生~
「し、失礼します」


緊張が一気に押し寄せて普段絶対にかまない「失礼します」をかんだ。



土井先生はいなかった。


「ん?どした?」


と、数学の先生が声をかけてくれた。


そのとき、先生がちょうど帰っていて、わたしのすぐ後ろにいた。



へっ……?


先生、いたんだ。

ちょっと嬉しくなる自分がいた。


「あっ、ちょっと体調が悪くて……」


先生が後ろにいるせいで何もかもがハチャメチャになりそう。


「熱あるかもしれないな。顔赤いぞ」


う……


先生が来たあたりから顔が火照るような感じはしていた。

けど、その理由は先生が来たからなの?


なんでだろう。



先生を見るとキュンってするの。



こんなのはじめてだよ。



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