BlueSky~青空と太陽と、先生~
「皆さんよく頑張りました。今から審査発表です。金銀銅で振り分けます」

審査員の先生たちがぞろぞろ舞台へあがる。


舞台にはトロフィーがライトに反射してキラキラ輝いていた。


「金賞を受賞した所のうち、5つは次の大会に進むことが出来ます」


今年は5つか。

去年は4つだったのに。

それでは、と審査員の先生の代表の人が紙をあけた。



「1番…………銀賞」


ななと予想していた1番の学校は予想はずれの銀賞。


「だから言ったのに。あの学校は響きがイマイチだったし」

と、りょうかは腕を組んでプログラムに書き込んでいた。


うちの学校は17番。

まだまだ先に思えた。






「9番…………金賞」


キャーという声と拍手の音が会場を包む。


「あ~っ、あと8番ぐらいか~」

「やばいやばい~」

と、みんなで手を握り合った。


そして……


「16番…………金賞」


みんなの動きが止まった。


「大丈夫!!連続なんてまれじゃないし!」

16番の学校は初めて金賞を取ったらしく、泣き声さえも聞こえた。


審査員の先生は淡々と読み上げていく。



「17番…………」





どうか、どうか金賞でありますように。





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