BlueSky~青空と太陽と、先生~
電車で帰る途中、強い頭痛に襲われなんとか学校に着けたものの

打ち上げだけは出たくないし、出られる状況じゃなかった。



「すみません。この子、頭が痛いらしくて出れる状況じゃないみたいなので、

お先に失礼させていただきます」



お母さんが先生にそう言ってくれた。

先生と顔を合わせるのも辛かったから、先に門まで歩いた。




今日は星がきれいにみえて、それだけなのに泣けてくる自分がいた。



あの事件を思い出すと……



「先生心配してたわよ。嬉しいんじゃない?」

おかあさんはわたしのこと知ってるから、笑いながら聞いてきた。

「ん~わかんない~」

わたしは曖昧に答えて、あふれてくる涙を必死に上を向いて流れないように

していた。




そんなのわかってたくせに。





何もかもすべてわかってたくせに。




わたしはただ現実逃避してたんだよね。




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