暇を持て余した諸々のあそび
11銀髪変態召喚師の場合

セナ:
「マイスウィートキティィィィィィィ!!愛しいわたしの子猫ちゃんが本日聖誕祭を迎えると聞いて時空の果てから作品という壁を粉砕して抱き締めにきたぶはぁっ!!」

ヒツギ:
「すげぇ蹴り一発で壁にめり込んだぞ」

ジン:
「あまり放っておくと長くなるからな、あとで業者を呼んで壁に塗り込めてめらうか」

セナ:
「そんな、日々壁としてきみのあられのない日常風景を眺められるかと思うと血管がはち切れそうぐえええええっ、ちょ、可愛いマイキティお願いだから腹部を蹴るのをやめてくれないか!わたしの出てはいけないものが出るぅぅ」

ジン:
「グレン、レインとアルファを呼んでドラム缶とコンクリートを用意させろ」

ヒツギ:
「埋めんのか?」

セナ:
「死んだら真っ先にきみのところへ行ってあげるよ」

ヒツギ:
「めげねぇなぁ」

ジン:
「史上最悪な変態はまずコンクリート詰めにして信用金庫の最下層にあるVIP金庫にしばらく置いておくことにして」

セナ:
「そんな不審物預かってくれるか定かじゃないけれどね。とりあえずせっかくきみの誕生を祝いにきたのにこんな酷な歓迎する?せめてプレゼントだけ置いて帰れくらい言ってくれてもいいのよ」

ジン:
「おまえが用意したものなんて盗聴機が仕掛けてあるか変な薬が入ってるかのどちらかだろう」

セナ:
「変くないさ、前のは俗にいう惚れ薬ってやつでね」

ジン:
「それ以上余計なこと言うとその三つ編みにした鬱陶しい白髪を完膚無きまでに引っこ抜く」

セナ:
「もう、キティってば照れ臭いんだねわかるよ。なんなら二人きりになれる場所へ移って思いきり僕に甘えてくれてもいいんだぐっはぁぁ!!」

レイン:
「嫌な予感がして戻ってみれば」

ヒツギ:
「あれ痛いよなぁ」

ジン:
「あのヒール鉄製だからな。むしろ吐血で済んでいるのが感動的に思えてくる」

黒輪:
「君たちってとても残酷だよね」

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