暇を持て余した諸々のあそび
13欲しいものは計画性
黒輪:
「けっきょくなにもできないで夏が終わってしまった」
ジン:
「アイスの件だな」
黒輪:
「ええ、もう、今年はババベラアイスでぺったぺったと可愛らしいれーちゃんを見るはずが、くっ、わたくしめとしたことが全員ぶんのプランを考えていなかったばっかりにっ!」
ジン:
「思い付きでなにかを始めるのは相変わらず悪い癖だな。新たに書き始めた長編予定のあれだって、まだプロットすら白紙じゃないか」
黒輪:
「そうなんですよ。最近は書いては消し書いては消し…もうなにがしたいんだかわかったもんじゃない。いえ、書きたいことは山ほどあるんです。いつか使おうと書き留めたメモやネタ帳だって数えられたものではありません。
駄菓子菓子、わたしの拙い文章力と計画性の無さが集めたネタの山をなし崩しに…!!
ああもうわたしはどうすればいいんでしょう!書きたいものはあるのに思うように進まない!!もうこれは、欲求不満です!!」
ジン:
「大きな声で言うことではないな」