足跡の、その先に。


夏生side


「日奈多ーっ」


「何だ、また来たのか?」


「今はお昼休みだからええのー」


校門のところで笑いながら喋る日奈多と翡翠さん。


「…っ」


やっぱり、辛いな。


早く諦めたいのに。


気持ちがついてこない。


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