足跡の、その先に。
「あー楽しかった!!」
「そーだな」
帰り道。
満足そうに笑う夏生。
最近は手を繋ぐのが慣れてきたらしく、全然平気な顔。
「もう明日が文化祭かぁ」
「夏生何やんだっけ?」
「んー?魔女!」
「じゃあ楽しみにしとくわ」
「なっ///」
夏生は途端に真っ赤になる。
そんな夏生を笑いながら歩いていると、もう夏生の家の前に着いてしまった。
「じゃ、明日ね」
「おう」
もう少し一緒にいたいって思うのは俺だけか?