足跡の、その先に。


ふと、日奈多の声がして、そっちの方に行く。


すると。


「日奈多ーあれ買ってえな」


「…わかったよ」



日奈多…?


その女の人、誰?


なんで、そこにいるの?


「ドクンッ」


「つっ」


瞬間、胸が痛くなり、思わずその場所から去る。


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