足跡の、その先に。



「pppp…」


あたしは近くのベンチに腰をおろし、香奈に電話をかける。


『あ、夏生?こっちにはいないんだけどー』


「っ、校庭にいた、から…」


『…?夏生?まさか?!』


「ははっ、ごめん、さすが、にきつかった…」


『夏生?!?今からそこに行くから!!』


ブチっと電話が切れ、それから数秒で香奈たちが来た。


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