足跡の、その先に。



「なんで?!」


「日奈多、心配しちゃうから…」


いつも言ってきたことなのに。


あの人がいるから。


そういいそうになってしまう。


あたしが彼女なのに。


自身が、もてない。


「夏生!!お母さんきたよ!」


「あ、ありがと…」


校門の方を見ると、お母さんが立っていた。


そして、香奈に支えられて、校門の方に向かう。


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