足跡の、その先に。



「あ〜、全然当たらへん」


翡翠はむすっと膨れて、俺を見る。


「日奈多やって!」


「は?」


「あのウサギ全然落ちないねん」


「はぁ…」


俺は黙って銃を受け取り、構える。


てか、うさぎって、ほとんどホラーじゃん。


目、こえーし。


相変わらず変な趣味だな。


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