【短編】甘い恋の法則
放課後、いつも通り友達と帰ろうとしてるときだった。


「苅山瑠夏いる?」


突然呼ばれたあたしの名前。


教室のドアにもたれる、金森君。


霧谷君じゃなくて、金森君。

金森君は学校中人気で、周りの友達がキャーキャー言っている。


そんな金森君が、あたしになんのよう??




「はい?」


「これ、お前だよな??」


金森君が振る手の中には、今日霧谷君に入れたはずのラブレター。


なんで、金森君が??


「ちょっと屋上きて」

金森君がそう言い、のこのこと着いていくあたし。


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