キスに秘められた大粒の涙
リビングに入ると、テーブルには料理が並べられていた。


そして晃の姿を一番最初に探す。


晃の姿を見つけると私は即話かける。


「晃、何で起こしてくれなかったの?」


「だって気持ちよさそうに寝てたじゃん!!」


「まぁ、それは事実だけど~」


「自力で起きなきゃダメだぞ!!!」


「これから気を付けます」


「あぁ、そうだ」


「そういえば昨日、チーズハンバーグ食べた?」


「いいや、確か猫が食べてた気がする」


「猫!?猫なんていたっけ?」


「え、いるよ
すぐそこにいんじゃん!!
それに俺先に学校いってっから
遅刻だけはすんなよ」



そっか!!

ライオンはネコ科だから、晃がネコなんだ!!!


そういうことか~



何か納得してすっきりした私。



それと同時にお腹が空いたー。
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