キスに秘められた大粒の涙
「俺はずっと前から鈴が好きだった」


しゅわ~っと炭酸が抜けたように
急に縮こまった私。


「やっぱり私達って運命だったんだ!!!」


何だか嬉しくなって、気分がよく調子もものすごくいい。

実に上機嫌。


「実際そうかもな
オムライスの皿とか運ぶから、手伝ってくれるか?」


「分かったよ!!」


そして私はキッチンに、晃に言われた通り皿を取りに行く。

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