キスに秘められた大粒の涙
「本当は、桜道に行った時に詳しく話そうと思ったけど…
俺も素直になって、全部鈴に打ち明けるよ
お前が俺に好意を持つと、俺は消えるんだ…
違う人間として生まれ変わる
その人が本当の俺」
「どういうこと?
詳しく話して」
私が晃に好意を持つと、晃が消える!?
そんなはずない。
だって私はちゃんと晃の姿が見えているもん。
ちゃんと肌の温度だって感じてるもん。
晃に触れることが、何よりの証拠だよ…?
「俺は、もう一人の自分
つまり二重人格
思う気持ちが強くなるほど、頭がもがき苦しくなって
もう一人の自分が誕生する
そしてもう一人の自分は、今の本当の俺を無様にも消そうとしてる
その為、俺の記憶は全て消される
だから俺は、ある人と約束を交わして…
少しの時間…
もう一人の俺が現れないようにしてもらったんだ
俺は、鈴にずっと気持ちを伝えたいと思ってたから
鈴、よく聞け
あの場所にいたのは、偶然なんかじゃない
運命だと思ってる」
晃が二重人格…
私、晃がもう一人の自分と
闘っていたなんて知らなかった。
晃、辛い思いしたよね。
大変だったよね、怖かったよね。
私、そんな晃の気持ちを知らないで、強気な態度をとって
情けないと思ってる。
俺も素直になって、全部鈴に打ち明けるよ
お前が俺に好意を持つと、俺は消えるんだ…
違う人間として生まれ変わる
その人が本当の俺」
「どういうこと?
詳しく話して」
私が晃に好意を持つと、晃が消える!?
そんなはずない。
だって私はちゃんと晃の姿が見えているもん。
ちゃんと肌の温度だって感じてるもん。
晃に触れることが、何よりの証拠だよ…?
「俺は、もう一人の自分
つまり二重人格
思う気持ちが強くなるほど、頭がもがき苦しくなって
もう一人の自分が誕生する
そしてもう一人の自分は、今の本当の俺を無様にも消そうとしてる
その為、俺の記憶は全て消される
だから俺は、ある人と約束を交わして…
少しの時間…
もう一人の俺が現れないようにしてもらったんだ
俺は、鈴にずっと気持ちを伝えたいと思ってたから
鈴、よく聞け
あの場所にいたのは、偶然なんかじゃない
運命だと思ってる」
晃が二重人格…
私、晃がもう一人の自分と
闘っていたなんて知らなかった。
晃、辛い思いしたよね。
大変だったよね、怖かったよね。
私、そんな晃の気持ちを知らないで、強気な態度をとって
情けないと思ってる。