キスに秘められた大粒の涙
「ゆっくり呼吸すれよ
吸ってー吐いてー」


晃が私の口に、スーパーの袋を被せてる。
晃の合図によって、私はゆっくりと呼吸を始めた。


「げほげほっ」


暫くして生き返ったぁ。
荒かった呼吸がだんだん治まってきたし…


だけど晃の行動は、それだけじゃなかった。




何を勘違いしたのか、私を椅子から剥がし
いきなり絨毯の床に押し倒してきた。
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