キスに秘められた大粒の涙
「二度目はないからな」


かっこよく、親指を唇に軽く乗せ
キリッと決め顔で私に言い付けてきた風間さん…


何この愛想。
俺様気取りしちゃって。


そんなことより、私の初キス返してー


二度目のキスなんていらない!!


私、そんなに欲求不満じゃない!!


きっぱり断言してお断りします。


バシン…

今架空ながらも私は、心の中で
風間さんをビンタしました。


ちらっと、風間さんの方を見ると

うわぁ…
見ちゃいけないものを見てしまった。



風間さんが舌で唇舐めてる。


エロい。
舌で唇舐めるなんて、器用でエロすぎる。



私をこれ以上誘惑しないで…



このまま風間さんと一緒にいたら、思わず頭が痛くなって、血圧がぐぅーんと上がって
これまた熱が出そう。




風間晃は、吸血鬼+超ーーーがつくほどの間抜けな変態野郎です。


私がつけたレッテルです。




こんなことをしていないと、気が気で入れない。
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