愛してる。とか言わないで
Kaede's story
「楓!!」
窓の外を見た。
あ、また虫カゴ持って待ってるよ…
僕、虫より部屋でゲームしてたい。
なんて言ったらまた物置から出て来なくなっちゃうんだろうな…
「莉子…また虫捕まえに行くの?」
莉子は傷だらけの足に短パンという少年のような格好で立っている。
莉子には3歳違いのお兄ちゃんがいて、服はほとんどお下がり。
だからよく男に間違われるんだ。
間違われる度に物置から出て来なくなるんだけど…
「莉子、宿題終わった?」
窓の外を見た。
あ、また虫カゴ持って待ってるよ…
僕、虫より部屋でゲームしてたい。
なんて言ったらまた物置から出て来なくなっちゃうんだろうな…
「莉子…また虫捕まえに行くの?」
莉子は傷だらけの足に短パンという少年のような格好で立っている。
莉子には3歳違いのお兄ちゃんがいて、服はほとんどお下がり。
だからよく男に間違われるんだ。
間違われる度に物置から出て来なくなるんだけど…
「莉子、宿題終わった?」