愛してる。とか言わないで
莉子と付き合うのはすごく楽しかった。



むしろ付き合ってから莉子を好きになっていった…



「私のこと愛してる…?」


莉子はこの質問に最近ハマってる…



言わせたいのか、照れて言いたがらない俺を見て楽しんでいるのか…



だけど、愛してるなんて…


恥ずかし過ぎて絶対言えない。



莉子は女の子らしい印象だったけど、スポーツ観戦している時と、店で売られているカブトムシを見ている時だけは…



少年になっていた。



意外…だけど、ただ女の子らしいより貴重な感じがして、そんな部分も嫌いじゃなかった。



というより…好きだった。



< 98 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop