雨後晴れ
―――ガラッ。


いっせいに皆の視線がこっちに向けられた。


春華は回りをチラチラ見ながら自分の席についた。


見たところ、たいしたギャル系はいない。


私立といっても、いい子がいく学校だったようだ。


親はなぜこんな所に・・・。


春華は周りを見渡しているとあることに気づいた。


となりの男の子がきていない。


他の男の子はガリベンばかり。


期待するべきか


いや!んなわけない!


ーーガラッ


「キャー。あのこめっちゃかっこいい!」


「やんな!やばいやんっ」


周りの女の子が騒ぎ始めた。


あまりの興奮に知らない女の子が話しかけてきた。


「ねぇ!ぼーっとしてないで見てみたら!?」


…何。彼女の指指す方を見ると、


春華は言葉を失った。
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