孤独な黒猫. I need you....

淡々と近づいてくる『やつ』に、

私はただただ、怯え続けることしか出来なかった。



「……いやだ………………来ないで……………」



やっとのことで絞り出した言葉は、苦しくも、

『やつ』の足音にかきけされた。
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