孤独な黒猫. I need you....
「!?」



「…図星…かな?」


私はより強く拓哉を抱き締めた。


「結局…私達、似たもの同士だったんだね。

お互いの、復讐のため、お互いの愛するものため、


私達は復讐をしていたんだね」



「…っ」



拓哉の目から涙が流れる。



「…もう…終わりにしよう?

みんな、傷ついたね。この復讐で、


私も、結城も、拓哉も。


本当は、拓哉もこんなことしたくなかったんでしょ?」


< 217 / 221 >

この作品をシェア

pagetop