孤独な黒猫. I need you....

「あ、ごめん、ヤだった?」



「え、や、…いいよ…?」


て、しまったぁ!?

流されちゃったよ!!

いや、あの場合断りようがないしなぁ…

てゆーか、近いよ…

男の子とこんな接近したことないから…さすがにドキドキする…。



「…///」



お互い無言。


やっぱ結城も緊張してるのかな…?



そんなぎこちない時間は過ぎ、

デパートに着いた。


「クレープ!!早く行こっ!早く~っ」



さっきのことなんか忘れて私の頭の中はクレープでいっぱいになった。



「はいはい。なにがいいの?」
結城が優しく微笑んでくる。

なんか、安心しちゃいけないのに、結城だと安心しちゃう…


「う゛~ん…やっぱりチョコバナナかな!」



「分かった。じゃあ先に座ってて、俺買ってくるから。」

え、それって奢らせちゃうじゃん。



「え、いいよ。自分で買うよ?」



「いいの、いいの。こういう時は男立てさせてよ。」


なんか、申し訳ないなぁ…


「…じゃあ、お言葉に甘えて。」


結局折れちゃった

「うん、買ってくるね」


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