孤独な黒猫. I need you....
「ちょ、無視しないでよぉ……………」


倉間君の声は私には届かなかったよ………



~昼休み~
「愛夏ちゃん♪」



なんで、倉間君がいるんだろう……


「あのね、学校案内してほしいんだー」

何かを察したのか、そういってきた。


「私が??…あー多分むりぃー」


「え??なんで?」
すっごい驚いてる…まぁ無理もないか。


あんまり言いたくないけどしょうがないよね。




「私、方向音痴なんだぁ……↓↓↓」


「えぇ!?学校だよ??」

「でも、私は迷っちゃうんだよ。」


そう、答えると倉間君は焦ったように、

「じゃあ、端の教室とかから順番にまわって、何の教室か教えてくれればいいから。」

…そこまでして、行きたいのか??



「…だったら、いいかな」


「やった!!じゃ、行こっか☆」

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