伯爵令嬢の結婚
と、そこに後ろからバン!!と勢い良く扉があく音が聞こえた。


なんだなんだ騒々しい…



そこには血相を変えた父様が立っていた。



(まさか…!昨日の醜態を知られた?!)


やっぱりあのボーイ公爵様にばらしたのね⁈と青ざめる。冷静に考えると昨夜のあれは自分でも軽率だった。


「リ、リリス!お、お前、お前宛に…」

「どうしたのよ、お父様。顔色が悪いわよ。落ち着いて下さいませ。」
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