伯爵令嬢の結婚
「ほほほ、お父様ちょっと落ち着きになって。誰?そんな冗談をお父様に吹き込んだのは?」


あーおかしい、と微笑み周囲を見渡す。


「冗談ではないよリリス!この手紙を見てごらん!」


バッと父様が私に手紙の書面を見せた。

確かにそこには私を妻に娶るという内容が書かれている。さらに確認すれば、間違いなくラザフォード公爵家の家紋が押されていてー…



「な、なにしようとしているんだリリス!」
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