伯爵令嬢の結婚
「もう!そんなに笑わないでくださいませ!」




だんだん恥ずかしくなってきて、思わず旦那様に抗議する。




「はぁっ…いや、ごめんなさいね、貴女があまりにも幸せそうにするものだから。

どんどん食べて頂戴?オズワルドには先代のときから料理長を務めてもらっているの。公爵家としても誇らしいわ。」


「むぅ…はい。」




少々拗ねつつ、再び料理を味わった。

うん、そうだよね。料理に罪はない。




そうしていると突然旦那様が食事の手を止め、こちらに向きなる。
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