貴方に魅せられて2
「なにやってんだよ。
コントやってんじゃ
ねぇんだよ!!」


助手席まで回って来てくれた翔平さんが
軽々ドアを開けて私を車に押し込む。






「…とりあえず…ごめんなさい。」


私はしゅんとなって
ボッサボサになった髪の毛を
手ぐしで直しながら言った。


「ったく…
こうなることは目に見えてたろ?
また暖かくなったら来てやるから…
とりあえず風呂入らねぇと
寒くてかなわねぇ…
旅館行くぞ。」


そう言ってアクセルを踏んだ。
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