貴方に魅せられて2
顔に冬の冷たい空気を感じながら
暖かい湯船に浸かり
目の前に広がる岬と海…

素敵な時間だった。


「今回は絶対朝も入ろう…」


私がぼそっと呟くと。


「まだ根にもってんのか!?
あの時のこと…」


私は頷く。


「朝食だって食べられなかったし…
なにより楽しくなかったし…」


「それ以上言うと
ここで襲うぞ?」


そう言って私の体を
後ろにそらすようにして
翔平さんが唇を重ねた。
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