貴方に魅せられて2
宮城さんに会うのは久しぶりだった。
「麻衣様、坊っちゃま
ご無沙汰しております。」
宮城さんのリムジンに乗り
本家へと向かう。
「翔平さん、お兄様とは
あまり仲良くないの?」
お兄様に会ってから、
ずっと不機嫌で無口な翔平さん。
いつもは車の中でも
肩を抱いたり
腰に手をまわしてきたりするのに
今日はずっと頬杖をつきながら
ドアにもたれかかって
外を見ている。
「兄貴とは
昔からライバルみたいなもん。」
それだけ言って
また口を閉ざしてしまった。
やっぱり様子がおかしい…
宮城さんも少し心配そうに
バックミラー越しの
翔平さんを見ていた。
「麻衣様、坊っちゃま
ご無沙汰しております。」
宮城さんのリムジンに乗り
本家へと向かう。
「翔平さん、お兄様とは
あまり仲良くないの?」
お兄様に会ってから、
ずっと不機嫌で無口な翔平さん。
いつもは車の中でも
肩を抱いたり
腰に手をまわしてきたりするのに
今日はずっと頬杖をつきながら
ドアにもたれかかって
外を見ている。
「兄貴とは
昔からライバルみたいなもん。」
それだけ言って
また口を閉ざしてしまった。
やっぱり様子がおかしい…
宮城さんも少し心配そうに
バックミラー越しの
翔平さんを見ていた。