貴方に魅せられて2
「そんなんじゃありません。
私は翔平さん自身を好きになりました。
翔平さんがお金持ちだからとか
豪華な生活がしたいからとか
そういう気持ちじゃありません。

それにお金持ちじゃなくたって
私は幸せな家庭でした。」


玉の輿目当てという言葉が
すごく悔しかった。
翔平さんは私の膝の上で震える手を
優しく握ってくれた。


ずっと黙って私の話を聞いていた
お祖父様が口を開いた。
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