貴方に魅せられて2
しばらくすると
お兄様がダイニングへやって来た。


「お帰りなさい。早かったのね。」


「あぁ…明日仕事で朝早いから
今日は早めに切り上げて来たんだ。」


翔平さんとそっくりな低い声。
違いと言えば翔平さんよりも
少し言葉が柔らかい。


お兄様は私の横の椅子に座った。
一気に緊張する。
すぐに使用人さんが
お兄様の元へやってくる。
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