貴方に魅せられて2
「車まで送るよ。」


そう言って一緒に立ち上がったのは
お兄様だった。


由香里さんと別れて
お兄様と2人だけになると
お兄様は私の肩を抱いた。


「!?」


それはあまりにも自然な仕草だった。
なんて言っていいかわからずに
そのまま玄関まで歩く。
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