貴方に魅せられて2
親友
帰宅すると
リビングの明かりがついていた。
玄関のドアの音を聞きつけて
翔平さんが迎えに来てくれた。


「お帰り麻衣。」


翔平さんが先に帰宅するのは珍しく
お帰りと言われるのが新鮮だった。



靴を脱ぎ捨て翔平さんの胸へ
一目散に飛びつく。





「ばぁちゃんに習わなかったか?
靴を揃えなさいって。」

意地悪な笑顔で私の頭をなでる。
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