貴方に魅せられて2
「優子楽しそうでよかった。
翔平さん、ありがとね。」


小さな声でお礼を言った。


「こういうの見て
もっと遊んどけばよかったな…って
思うだろ。」


翔平さんが私の髪を
指先で弄びながら言った。


「麻衣は合コンとかしたことないまま
花嫁修業しててさ。


友達とこうやって過ごすの
楽しいだろ?

そのうち麻衣が
今の生活に疲れて
逃げ出しちゃうんじゃねぇかなって
思う時があんだよ。」
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