貴方に魅せられて2
「!!!!!!」



私は慌ててお兄様の胸を押し返した。
お兄様は勝ち誇ったように笑っていた。
その視線の先は私じゃない…






…………



私が視線の先に振り返ると






「…麻衣…」



悲しそうな
とても傷ついた顔をした
揺れる瞳の翔平さんが立っていた。
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