貴方に魅せられて2
翔平さんは一目散に私に走り寄り
思いっきり抱きしめた。


さっきの強引な姿が重なり
私は少し震える。



「悪りぃ…
ちゃんと話も聞かないで
怒りに任せて…」



優しく優しく頭を撫でて
私が怯えないように
抱きしめてくれる。


私はそっと背中に手を回す。
< 231 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop