貴方に魅せられて2
「お祖母様…これ…」



「貴方を玉の輿目当てだと
馬鹿にしたことを許してくださいね。」


初めてお祖母様が笑った。
今まで絶対笑わなかったのに…
すごく優しく笑っている…


「これからも
お花やお茶は続けますから
必ず通うこと。」


お祖母様から婚姻届を受け取り
私の目から涙が落ちた。
最高の卒業証書だった。
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