貴方に魅せられて2
ガチャ…

少しだけ開ける。

そこには綺麗な女性が立っていた。

「ここ…
森山翔平さんの御宅ですよね。」

女性は高そうな着物を着ていて
黒髪を綺麗にアップにしてある。
20代後半くらいの大人の女性だった。

「そ…そうですけど…」

「あなたは妹さん?」

女性が微笑んだ。

「いや…彼女ですけど…」

うわっ自分で言うの恥ずかしい。

その言葉を聞いた瞬間
女性の顔から笑顔が消えた。
途端に憎いものを見る目になった。
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