貴方に魅せられて2
「あ…お帰り。」


「待っててくれたのか。
寝ててよかったのに…」

そう言って私の方へ来て
優しくキスしてくれる。

「風呂上がりのいい匂い。
ベッド行こうか?」

翔平さんが
私をいつものように抱き上げる。


「まって!まって!」


私は慌ててそれをやめさせた。

あの名刺のせいで
そんな気分になれない。
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