貴方に魅せられて2
席に着くと

「どうした?なんか顔こえーぞ?」

翔平さんが私の異変に気づく。

「ここには何人の女と来たの?」

なんて意地悪い事を言ってしまった。

「なに?嫉妬?」

翔平さんが呆れたように笑う。
それに私はさらにムッとした。

「こんな女の子に人気のお店
顔パスで入るんだから
当然じゃない。」

そんなふくれっつらの私の前に
メニューを差し出し

「いーからオーダー決めろ。」

「じゃあこれとこれ!」

私はぶっきらぼうに答えた。
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