貴方に魅せられて2
「指輪買うか…」

パンケーキを食べながら
ボソッと翔平さんが言った。

「え?」

私が思わず手を止める。

「俺のもんだって
証明できるもん付けとかないと
悪い虫がつくかもしれない。」


私は嬉しかった。
でも…

「嬉しいけど…」

「けど?なんだ?」

「指輪みたいな特別なものは
記念日とかイベントとか
そーゆー時に貰いたい。」

私の答えに
しばらく考えた翔平さん。

「それもそうだな…」

と、納得してくれた。
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