貴方に魅せられて2
たとえなにかの誤解だったとしても
あの女といたことは事実…


私以外の女の横で眠ったの!?
あの穏やかな寝顔は
私だけのものなのに…
あの女に触ったの!?
私の大好きな声を
あの女に聞かせないで…
私の心は醜いほど嫉妬で溢れていた。


私こんなに嫉妬深いんだ…
嫉妬で狂いそう…
自分に嫌悪感を抱く。

あぁ…これからどうしよう…

私は必要最低限の荷物と
両親の遺影を持って
マンションを出て行った。

テーブルには
ネックレスを置いて…
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