目覚めない君へ。


「ねぇ。お母さん、この人だれ?」


私が言ってしまった、この言葉で私は、どれだけ人を傷つけたのだろう。



そんな言葉を言ってしまった私を見て、お母さんは悲しそうにこちらを見ていた。


私は、お母さんの下敷きになっていた。



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