★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「恥ずかしがってやんの~。」

祐璃が言う。

なに、コイツ…。

「無視かよ。恥ずかしがり屋っ♪」

…なんで、
コイツはこんなに生意気なの…?

そう思った時だった。

「祐璃ー?」

誰かの怒った声がする。

「祐璃がいじめるっ!」

私は、そう言って愁君の後ろに隠れた。

また、いつの間にか愁君がいた。

「…愁二さん。」

祐璃が驚く。

「また、夢璃いじめてたの?」

愁君が言う。

「いじめてないです…。」

「あそ。」

愁君が言った。

「そうだっ!
準備しとかないとっ。」

「祐璃は、俺がシバいとくから。」

愁君が言う。

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