★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
私の準備と祐璃のお仕置きも終わって、
家を出た。
――ガチャっ
「夢璃、ひっさしぶりー♪」
愁君のお兄ちゃんだ。
「久しぶりだねー!」
私は言った。
「おう。
夢璃は、相変わらず可愛いね~♪」
そう言って私の頭をなでる。
「お兄ちゃんは、
相変わらず格好いいね~♪」
私が真似して、言った。
「早く車乗ってー!」
愁君が言う。
「へいへい。心を広くもちなさい。
朝も言ったでしょ。
独占欲が強い…、」
「うるさい。」
愁君が言った。