★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「やめてやめてやめてやめてー!」

夢璃が必死に言う。

「…もう遅いよ?」

――ガタっガタっガタっ

どんどん上に上がっていく。

――ガタっ……

「やだ…、やだやだやだー!!」

夢璃が言う。


―――ドーン


「きゃぁーーーーっ!!!!」

夢璃がスゴい叫んでいる。

「楽しいーー!」

俺は、叫んだ。

「最高ーーー!」

遥香先輩も叫んでいる。

――――――――

「お疲れ様でしたー♪」

係員が言う。

「夢璃、降りるよ?」

俺は言った。

「しゅ…愁君っ~…!」

夢璃はそう言って降りた。

「頑張ったっ!」

そう言って俺は夢璃を抱きしめた。


「夢璃ちゃん、可愛いっ♪」

「ん~。」

俺は、夢璃をなだめながらも
遥香先輩がいないか確かめた。

いないっ!良かった!


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